アカショウビンの鳴く頃 〜梅雨前の越後晴れ〜

 今日(R02.06.09)の新潟県魚沼地域は朝から素晴らしい青空が広がっています。日中の最高気温は31度と予想されていますが、湿度が低いために木陰に入ると涼しさを感じます。日本海側の気候区に属する新潟県は「冬期には北西の冷たい季節風により曇天や氷雨、時には大雪」の日々が続きます。これが4月の中旬を過ぎると移動性の高気圧に覆われる日がだんだん多くなり、5月の連休の頃から6月の上旬までは「越後晴れ」とも表現したくなるような「絶好の田植え日和となる爽やかな晴天」が続きます。

 さて、6月に入り近くの山里の集落ではアカショウビンの美声をほぼ毎朝聴くことが出来ます。アカショウビンは東南アジアなどから日本列島に渡ってくるカワセミの仲間の夏鳥ですが、「キョロロロロン〜♪」という特徴的な鳴き声から、県内では「キョロロ」との愛称もあるようです。そういえば初めてこの声を聞いた方が「宇宙船(UFO)の着陸電子音」かと思った・・との出来事もありましたね。

 日本のメディアは東京中心ですので、「東京(関東地方)が梅雨入りすると日本全国が梅雨入りしたかのような錯覚(とコメント)」を時に感じますが、新潟県は東京(関東地方)よりも北に位置しているため、梅雨前線の位置関係で「梅雨入りは関東地方よりもちょっと遅くなります」。6月上旬の新潟県魚沼地方は「爽やかな朝にアカショウビンの美声を楽しめる」時期ですが、エコミュージアム園内では、開園時間帯の関係で「晴天時よりはむしろちょっと曇天の日」がアカショウビンの声を聞く機会となるかも知れません。