里山のツキノワグマ 53 〜イノシシが跋扈する里山 SB1、SB2とも新たなフィールドサインは無し〜

 今朝(2020.10.27)も里山エリア(エコミュージアム園内ではありません)の早朝定点観察を実施しました。守門アメダス観測点における最低気温は6.7度と冷え込み、雨の後の朝という事もあり魚沼盆地には濃い朝霧が滞留しています。そして、巡回コースにはツキノワグマの新しいフィールドサインは発見できませんでした。また、人里へのクマの接近のインジケーター(指標・目印)としている柿の木にも、今朝の段階では異常はありませんでした

 

<素晴らしい朝の風景ですが、追跡個体のSB1とSB2のクマは今どこで何をしているのでしょうか?>

<インジケーターの柿の木には、今朝の時点では異常はありませんでした>

 

 さて、この里山エリアでは数年前からニホンイノシシの生息が確認されています。イノシシが採食行動をとったり泥浴びした水田は損傷が生じますので、農家の方にとっては正に「イノシシによる獣害」です。

 

田圃の畦の損壊が日に日に拡大していますので、農家の方はショックだと思います>