今年のキノコは・・・・

 間もなく寒露__食卓が秋の恵みでにぎわう季節になってきました。キノコも秋の味覚の一つに欠かせません。10月15日は「キノコの日」というものまであるとのことです。
 ところが、今年の浅草山麓エコミュージアムでは、キノコの発生がどうも少ないようです。それでもようやく姿を見せ始めたキノコは、なぜか赤いキノコや青いキノコ、色は地味でもホコリタケのようなちょっと気味の悪いようなものが多いような気がします。見るからに食欲をそそるような、なじみのキノコが(今のところ?)少ないのはどうしてなのでしょうか。

 

             ヒメベニテングタケ は毒キノコ

 

            ロクショウグサレキンモドキ??

 

   一説には、今年の夏は例年より夜間の気温が下がらなかったから発生が遅れているのだ と言う人もあります。この見解の真偽はどうか、自然現象はとても5年や10年のサイクルでは何とも言えないものなのでしょうが、アメダスのデーターで少し調べてみました。

 

【 今年の7月~9月の気温( ℃  アメダス小出) 】

 

 なるほど、同じ魚沼市内のアメダス小出の日最低気温の平均が、平年値よりも1℃も高くなっていたことがわかります。観測環境も異なることから一概には言えませんが、傾向としては参考になるかもしれません。
 ともあれ、これからは一雨ごとに秋が深まります。いろいろなキノコがたくさん出てきて、私たちの目を楽しませてくれることを待ちたいと思います。

 なお、エコミュージアムのフィールドは国定公園内にあります。キノコ等の採取はできませんので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。