オフィーリアのせせらぎ

 昨日(2018.08.20)は新潟県庁環境企画課で実習を行っている大学生の方から来園いただきました。正午近くの園内は日差しは強いものの、日陰に入ると心地よい涼しさに包まれます。園内の小川には各種のトンボが飛び交い、木漏れ日が水面に揺れています。個人的には西洋画の傑作であるミレイ作「オフィーリア」の背景のようだと常々思っているのですが、実習生の皆さんはどのような感想を持ったのでしょうか。

 河川上流部の渓流でありながら湿原の中をゆったりと流れる小川を「スプリングクリーク(泉の小川)」と呼ぶことがあります。浅草岳の裾野の礫層と粘土層、泥炭層を有する湿原と平坦な地形、豪雪地帯という気象条件が園内の独特な河川環境を形成しています。