「萩(ハギ)の花」+「月」=「美味しそう」? イメージと条件反射

 定点観察地点では、小さいながらも「薄紫の萩(ハギ)の花」が見事に咲き誇っています。新潟県魚沼地方のここ数日(2018年9月末)の天候は雨天・曇天の日も多く、「中秋の名月」は残念ながら望めませんでしたが、それでも季節は秋本番を迎えています。

 さて「萩の花」が咲いている「中秋の名月の頃」ですが、「これらの文字列」が並ぶとどうしても「黄白色の柔らかくて丸い形状」と「カスタードホイップの優しい甘さ」、そしてこれを「ハフッ!」と半分こにして「熱々の緑茶」でゆっくり頂きたいなあ〜と、「美味しいイメージ」が広がってゆきます。

 「条件反射」という「動物の反射行動」を発見・研究した方として旧ソビエト連邦のパブロフ博士が有名ですが、「萩」+「月」の文字列を見ると「美味しそう」という「具体的なイメージ」と「口腔内の生理現象」が生ずるのは、これも「条件反射のひとつ」なのでしょうか?

 「萩の花」もきれいですし、「中秋の名月」も見事ですが、これらの自然物・自然現象をも含めて世の中の森羅万象を表現する手段として人類が発見・発明した「言語」と「文字(漢字)」も、凄い文明のツール(道具)だな〜と思います。「秋刀魚(サンマ)」や「梨(ナシ)」「葡萄(ブドウ)」などの文字列も具体的なイメージ(美味しさ+幸福感)と日本列島の季節感があって良いですね。

 ところで今話題のAI(人工知能)ですが、「萩」+「月」の文字列の入力に対してどのような結果を出力するのでしょうか。AI(人工知能)には、上記の文字列の情報処理について「季節感(秋だね〜♡)と幸せな気持ち(一緒にお茶したいね〜♡)を他者と共感すること」=「情緒・人間的な心のつながりを持つ事」は当面(かなり)難しいようにも思いますが、情報処理に関する技術革新の行く末は私たちの想像力を超えてゆくかも知れません。それでも自然の中に身を置いて季節を感じ、生き物の不思議さに心ときめく感動の価値は未来にあっても失われないように思います。秋という素晴らしい季節と新潟の自然を楽しみましょう。