避暑トンボの小旅行

 今日(R01.08.15)は終戦の日です。平和の尊さをあらためて心したいと思います。

 昨日(8/14)は新潟県上越(高田)で今期最高気温の40.3度を記録しました。浅草山麓エコミュージアム近隣のアメダス観測点である守門西名でも同日はグングン気温が上昇し、午後1時に35.2度となりました。台風10号によるフェーン現象の影響もあり、一年で一番暑い1週間となっているようです。

 この状況を反映してなのか、今朝の里山定点観察地点では「密度の濃い避暑トンボの群れ」を確認出来ました。避暑トンボの群れを構成しているのはアキアカネなどの小さなトンボ達ですが、トンボを観察する度に「トンボは生物デザインの完成だなあ」と思わずにはいられません。そしてこれらの避暑トンボの群れは「川面の上空を川の上流部から下流部へ向けて下っている(避暑トンボの小旅行、季節移動?日周移動?)」ように見えます。「最適気温」を求めての移動なのか、「餌資源」を求めての移動なのか分かりませんが、台風の接近とフェーン現象、秋への準備等様々な要因が考えられます。日々の自然観察は沢山の疑問の連続ですが、小さな現象や僅かな気づきが「真実への扉」である可能性もありますので、季節の変化とともに周囲の自然を継続して観察してゆきたいと思います。

 

※トンボの起源についてはこの記事を御参照下さい。