里山のツキノワグマ 63 〜初雪の季節を迎えて、クマは冬眠への移動を開始した?〜

 今朝(2020.11.06)も里山エリア(エコミュージアム園内ではありません)の定点観察を実施しました。水曜日に降った雪は、雨量に換算して約60mmでしたので、標高1,000m以上の場所ではおそらく30cm以上の積雪となっているでしょう。標高750mにあるエコミュージアム園内でも約20cmの積雪となりました。新潟県魚沼地方は紅葉真っ盛りの晩秋の景色が広がっています。

 

<守門山系や毛猛山系では山頂から山腹にかけて積雪があります>

<集落のすぐ裏にある里山で行動しているツキノワグマは、今どこに?>

 

 さて、ここ数日の調査ではツキノワグマの新しいフンや足跡などが発見出来ていません。これを以て「ツキノワグマがこの里山エリアから居なくなった」とは即断出来ませんが、当地におけるツキノワグマの基盤生息域である守門山系や毛猛山系が初雪に覆われる季節となり、「当地のツキノワグマが冬眠(冬篭り)準備の移動を開始した可能性」も否定できません。当地の「里山のツキノワグマ」が「通年里山で行動しているのか」、或いは「里山と奥山を行き来しているのか」は未だ解明されていませんが、根雪となる12月中旬まで調査を継続することで幾つかの知見が見出せればと思います。

 

<インジケーター(指標・目印)としている人里の柿の木ですが、今季はまだクマによる食害等の痕跡はありません>

<当地のツキノワグマは夏以降に採食したオニグルミやアケビで充足したのでしょうか?>