ミヤマイボタの花が盛りです

 

　浅草山麓エコミュージアム の遊歩道の周りに咲く花は、今は　白い花が多いように感じます。 顔の高さかやや高め目の所々で、ミヤマイボタ（モクセイ科）が今を盛りと白い花を咲かせています。

　このミヤマイボタは、庭に植栽されるイボタノキよりも高い所に分布する山地性で、全国の広葉樹林からブナ帯の林内でよく見られます。やがて結実する果実は、５－６ｍｍ前後の球形で、紫黒色に熟します。 　

　花はやや地味なミヤマイボタですが、あまり高くなく、独特の芳香を漂わせてたくさんの蝶が集まるため、蝶の観察や写真撮影に向いている木とも言えるかもしれません。

 

　

咲き出したツルアリドオシ　　アップすると・・毛むくじゃら・・・

 

　木道沿いや方々の遊歩道の足元では、 ツルアリドオシ（アカネ科） が咲き出しました。ほかの植物が茂っている根元のすこし暗い所で、小さいながらも白く凛とした花姿には健気さを感じます。 　

　這うような茎の先端に白い小さな花を2つ咲かせ、花の基部（子房）が２つに合着した形のため、やがてそれが膨らんで一つの赤い実をつけることになります。