9月27日(火): 木道に 珍客 現る!

 ビジターのお客様に安全で気持ちよく散策していただけるように、朝一番に各コースの点検、ブロワーという機械で枯れ葉などの掃除をすることが、朝の業務の一つです。エンジンの音でクマやハチ、ヘビなどに開園を知らせる(?)効果なども多少はあるといいのですが・・・。

 

 今日はなぜか、いつもは所々で姿を見せるカナヘビとヒガシニホントカゲが見えません。その代わりなのか、大きなサワガニが一頭木道を歩いていました。

 

 

 下の沢にはたくさんいるのですが、バリアフリーの木道にまで遠征して来たサワガニを見るのは初めてです。気温が下がってきて地面の湿り気に誘われ、餌を求めてちょっと冒険して来たのでしょうか。

 お客様が驚かないように移動させようかとも思いましたが、早速来られたビジターの3人連れの女性の方が、とても喜んでおられました。「ありのままの自然に触れていただく」ことが、浅草山麓エコミュージアムのコンセプトの一つでもあります。

 

 ちなみに、サワガニは日本固有の種であり、水がきれいな渓流(沢)・小川などに多いため、水質階級1(綺麗な水)の指標生物にもなっています。夜行性ですが、雨の日などは、日中でも川から離れて歩き、川近くの森林や路上にいることもあると言われています。