自然観察ノート2021.05.06 〜シュレーゲルアオガエルの美声に包まれて〜

 今朝(2021.05.06)の新潟県魚沼地方は爽やかな晴天の朝を迎えています。守門アメダス観測点における最低気温は8.8度、日中の最高気温は23度と予想されています。連休中盤の寒気も抜けて、屋外では五月の日差しを存分に楽しめそうですね。また新潟県魚沼地方では庭先などに植栽されているコリンゴの花が咲き出しています。コリンゴはバラ科の樹木ですので、サクラの花にも似ていますね。

 さて表題のシュレーゲルアオガエルですが、その鳴き声を文章で表現するのは難しいのですが、当方の印象では「小さなカスタネットの合奏」といった感じです。「コロ コロ コロ コロ♩」とか「ココココココココ♩」かな?やっぱり難しいですね。シュレーゲルアオガエルですが、当地では水田の畦に産卵するのを良く見掛けます。シュレーゲルという名前から「外国から来たカエル?」とか「見た目が欧州風?」というように誤解されがちですが、シュレーゲルアオガエルは日本原産(固有種)のカエルです。その姿はアマガエルに良く似ていますが、鳴き声はまったく異なります。カエルの世界では「鳴き声でも明確に仲間(種)を判別している」のでしょう。屋外では雨の後の晴天にカエル達の美声を楽しめます。

<左上:残雪の桧岳を背に行く只見線の列車 右上:庭先にあるコリンゴの花>

<左下:水田に水が張られるとカエル達が大喜び 右下:シュレーゲルアオガエルの合唱場>