甘い粘液で虫を誘うモウセンゴケ(モウセンゴケ科)
7月6日(日) 午前9時 気温24℃ 湿度72% 天気くもり 午後も26℃前後。強い日差しもなく過ごしやすい一日でした。 小さな湿地には鮮やかなピンクの可憐なトキソウ(ラン科)が、昨年よりも17日遅く咲き始めました。水辺ではヒロハコンロンソウ(アブラナ科)の白い花が暗い緑の中に目立ちます。
トキソウが咲き始めました! 涼しげなヒロハコンロンソウ
歩みを進める木道の脇では、モウセンゴケ(モウセンゴケ科)の花が開いていました。トキソウよりもっと小さいながら、モウセンゴケは虫を捕食する食虫植物の一種で、葉の表面に生えている腺毛から甘い香りの粘液を出して虫を誘うという独特の植物でビジターに親しまれています。
曇りがちの日は、花などの固有色が正確に見えるため、自然観察にはむしろ都合のよい天気とも言えるかもしれません。