夏山の浅草岳で雪渓を通過するときに 2018.07.06改訂

<2018.07.06改訂>

 梅雨前線が停滞し、各地で大雨をもたらしています。浅草岳のネズモチ登山口から桜曽根登山口までの「旧林道区間」については、大雨が降ると「上流部に堆積した土砂が一気に流れる土石流の発生」も懸念されますので、ヒメサユリの開花盛期ではありますが「火山地形の浅草岳」に行かれる際は無理をなさらず慎重な天候判断をお願いいたします。尚、ネズモチ平駐車場までのアクセス道路ですが、「エコミュージアム以遠の県道385号線は7/9(月)より災害復旧工事のため一般車両通行止め」となる予定です。

 

<2018.07.02追記>

 魚沼市消防本部の出動情報によると、7/1(日)に浅草岳及び鬼ケ面山方面で山岳救助活動に伴う出動(県消防防災ヘリコプターによる救助を含む)が複数あったようです。雪渓での滑落や朝露等で滑りやすい場所での転倒、岩場からの落石、山行中の熱中症など十分に御注意下さい。また六十里峠〜鬼ケ面山〜浅草岳間の縦走は健脚向きのロングコースですが、水場が少なく「夏場は特に体力の保持と水分補給等の熱中症対策が重要」となります。皆様の安全な登山を願っております。

 

<以下本文です>

 浅草岳のヒメサユリ開花盛期に向けて、週末の天気予報が気になる方も多いと思います。浅草山麓エコミュージアムへの問合せ電話でも、

「夏山の浅草岳で軽アイゼンは不要ですよね?」

という質問を時々いただきます。

地元の新潟県在住の方は雪道に比較的慣れていて、子どもの頃から雪上で遊んで育った方も多いと思います。また夏山登山をされる方の中には、「アイゼン・ピッケルが必要な冬山(雪山)にも登るが、夏山の雪渓が自分の技量内の場合はアイゼン不使用」という方も一定割合でいらっしゃるでしょう。

 

 その一方で、ヒメサユリ開花期の浅草岳は近年大人気であり、広く全国から登山者が訪れます。中には「雪山(冬山)の登山経験が無く、普段は雪道も歩かない」・・という方も一定数いらっしゃるでしょう。現在登山者の体力・技量・経験値の差は大きく、一概には言えない部分でありますが、こうした背景もあり「当施設に上記の御質問をいただいた際」には、

 

「雪渓通過の場面があるとすれば、(御本人が心配であれば尚更)お守り代わりに軽アイゼン等を用意してはいかがですか」

 

とお答えするようにしています。皆様の安全な登山を願っております。