流星と遠雷、人工衛星

 昨夜(2018.08.12)はペルセウス座流星群の極大日でしたが、雲がちょっと多めという条件の中、当地では午後10時頃まで流星観察が出来ました。素晴らしく明るい流星も数回観察され、放射点からこれらもペルセウス座流星群由来と推察されます。

 さて、昨日の観察では「午後9時半を過ぎても(時間帯から花火大会ではない)、越後山脈がある東の空が時々パパッと明るくなります」。光源はおそらく「遠雷」。ゴロゴロという雷鳴が届くほどの距離ではありませんが、遠くの稲光が高層の雲に反射しています。宇宙空間にある人工衛星からも地球大気中の稲光が観察されるそうですので、オーロラ(地磁気と太陽風に由来)や稲光(大気中の静電気)など、地球は様々な光に彩られている事になります。

 そういえば、昨夜の観察では「夏の大三角形(デネブ、ベガ、アルタイル)を中心」に夜空を眺めていましたが、周回軌道を飛行する人工衛星の光(太陽光の反射)が結構多いことに気づきます。新規打ち上げと廃棄のバランスの中でも、全体としては人工衛星が増えているのでしょうか?