昼間のテンと季節の変化

 今日(R01.08.20)の新潟県魚沼地方は雨が降ったり止んだりの秋雨模様となっています。また日本海には前線が形成されており、守門西名アメダスにおける13時時点の気温も23度と、一頃よりも随分涼しくなりました。

 さて、そんな今日この頃ですが浅草山麓エコミュージアムへ向かう昼間の道中で「夏毛のテン」を見かけました。「テン(イタチ科)」は一般的には夜行性であり、日中に行動する姿を観察する事はあまり有りません。一方で地元の方からは「テンを見かけると天候が急変する」という「言い習わし」を度々耳にします。天候が急変する前後の「何らかの要素(気温・風速・雨音・湿度・餌資源・上位捕食者etc)」がテンの行動を(直接または間接的に)左右しているのか定かではありませんが、個人的にもテンの昼間行動(観察機会)と気象変化については「思い当たる経験」が複数あります。

 自然観察の面から見ても、季節の変化は発見の好機です。盛夏が終わり、晩夏・初秋へと変化してゆく日々を「テン」はどのように捉えているのでしょうか。雨上がりの観察フィールドにはまた新たな発見がありそうです。

 

※日中に観察されたイタチについての記述(2018.09.25)はこちらを御参照下さい。